盲導犬
盲導犬(もうどうけん)は、視覚障害者を安全に快適に誘導する犬。身体障害者補助犬の中でもっとも広く知られた存在である。
■日本での現状
現在は、ジャーマン・シェパード・ドッグよりも、ラブラドール・レトリバーや、ゴールデン・レトリバー、ラブとゴールデンの雑種 (F1) が多く活躍している。これは、シェパードのように精悍な顔つきよりもラブのようにおっとりして温和な顔つきの方が、街を歩く犬嫌いの人や子供にも受け入れられ易いことが大きな理由となっている。
2006年3月末日現在の日本国内の盲導犬の実働数は、9施設の出身合計で952頭、数としては米・英についで3番目のランク、独・仏・豪と並ぶレベルである。近年福祉の観点から徐々にではあるが増えつつある。
2003年10月以降に身体障害者補助犬法が完全に施行され、公共機関だけでなくてデパートやスーパーマーケット、ホテルなどの民間施設でも、受け入れを拒んではいけないことになった。しかし罰則のない努力規定であるため、「罰則がないから受け入れない」という意見もある。また、犬が苦手で近寄れないという従業員や顧客もいるため、受け入れの拒否が完全になくなるのは困難である。またバス事業者の京阪宇治交通と京阪宇治交サービス(現在はいずれも会社解散しており存在せず)では施行前の2000年よりバス車内への乗車を可能とした。
「盲導犬は忠実に働かされるストレスのために短命である」という俗説が存在するが、これは誤りである。全国盲導犬施設連合会が2006年7月24日付の毎日新聞にて発表したところによると、盲導犬の平均寿命について初の全国調査をした結果、約13歳という結果が出た。これは平均的なペット犬の寿命よりも1 歳ほど長い。調査は全国にある独立した9盲導犬施設のうち、8施設を対象に、盲導犬413頭の平均寿命を算出したもの。一方、飼い犬は東京農工大大学院の林谷秀樹助教授らが3,239頭を調べたもので、平均寿命は11.9歳であった。盲導犬は仕事の性質上、ペット犬よりもはるかに、常に健康管理に気を配られていることが理由と推測される。また「仕事をそもそもストレスと感じない性格の犬を選んで育成している」と回答する団体もある。これらの理由は推測であるが、いずれにせよ「盲導犬が特別に短命である」という事実を科学的に立証するものは現在まで発表されていない。
■日本での育成
現在国内で盲導犬を育成している団体数は9団体。その間に共通した“盲導犬”の基準は存在せず、各団体が独自の基準で犬の訓練および視覚障害者への歩行指導を実施している。また団体毎の実績にも非常に大きな差があるが、そのことは殆ど知られていない。9団体で一年間に供給出来る数は、約130頭余と思われる。
盲導犬は人間の身勝手で厳しい訓練を受けて働かされてかわいそう…と思われがちであるが、それは表面しか見ていない誤解から生じている。人と犬が心底通じ合っていなければお互いに信頼しあえる関係は生まれない。また盲導犬事業当事者の中に、犬を擬人化した誤った考え方が主流になりつつあり、そのような考え方に基づいた訓練不足の盲導犬も目につく昨今である。更に欧米が「盲導犬の先進国だ」等という事実に基づかない思い違いが広まっている。
(団体により考え方にも差はあるが)、訓練犬の中から盲導犬になるのは生まれた兄弟のうちほんの3、4割程度と言っている団体と、兄弟犬の7 - 8割は盲導犬になれるという団体がある。どちらの場合でも盲導犬になれなかった犬は気質などの適性を再判断され、介助犬やセラピー犬の訓練に入ったり、聴導犬や家庭犬(ペット)として生きていく場合もある。盲導犬になれなくても選ばれた両親の間に生まれているだけに無能なわけではない。臆病な犬や興奮しやすい犬に視覚障害者のサポートは難しい。また、身体に不調のある犬も視覚障害者との歩行に危険が伴う。そういった個体を無理やり盲導犬にすることは視覚障害者にとって危険である。候補犬兄弟全てに盲導犬としての適性が無いと判断されれば1頭も盲導犬にならない場合もある。それほどまでに視覚障害者の歩行手段としての安全性への配慮がなされている。
昨今の盲導犬の身体的な特徴として、3つのものが上げられる。垂れた耳、大きな目、中型犬である。垂れた耳や、大きな目は周囲の人に警戒されないからである。大きめの体なのは、人を誘導するので、ある程度の力が必要だからである。
■アイメイト
国産第1号の盲導犬「チャンピイ」を送り出した財団法人アイメイト協会では、あくまでも人が主役であることを強調するために、アイメイト協会で育成した犬は、盲導犬とは言わずに『アイメイト (Eye Mate)』と呼んでいる(参考: 海外の施設では、出身施設の誇りを表して各々 Guidedog, Seeing Eye Dog, Pilot Dog 等と表記する)。
・財団法人 アイメイト協会
・財団法人 関西盲導犬協会
・社会福祉法人 日本ライトハウス
・財団法人 栃木盲導犬センター
・財団法人 日本盲導犬協会
・The Guide Dogs for the Blind Association
■日本での現状
現在は、ジャーマン・シェパード・ドッグよりも、ラブラドール・レトリバーや、ゴールデン・レトリバー、ラブとゴールデンの雑種 (F1) が多く活躍している。これは、シェパードのように精悍な顔つきよりもラブのようにおっとりして温和な顔つきの方が、街を歩く犬嫌いの人や子供にも受け入れられ易いことが大きな理由となっている。
2006年3月末日現在の日本国内の盲導犬の実働数は、9施設の出身合計で952頭、数としては米・英についで3番目のランク、独・仏・豪と並ぶレベルである。近年福祉の観点から徐々にではあるが増えつつある。
2003年10月以降に身体障害者補助犬法が完全に施行され、公共機関だけでなくてデパートやスーパーマーケット、ホテルなどの民間施設でも、受け入れを拒んではいけないことになった。しかし罰則のない努力規定であるため、「罰則がないから受け入れない」という意見もある。また、犬が苦手で近寄れないという従業員や顧客もいるため、受け入れの拒否が完全になくなるのは困難である。またバス事業者の京阪宇治交通と京阪宇治交サービス(現在はいずれも会社解散しており存在せず)では施行前の2000年よりバス車内への乗車を可能とした。
「盲導犬は忠実に働かされるストレスのために短命である」という俗説が存在するが、これは誤りである。全国盲導犬施設連合会が2006年7月24日付の毎日新聞にて発表したところによると、盲導犬の平均寿命について初の全国調査をした結果、約13歳という結果が出た。これは平均的なペット犬の寿命よりも1 歳ほど長い。調査は全国にある独立した9盲導犬施設のうち、8施設を対象に、盲導犬413頭の平均寿命を算出したもの。一方、飼い犬は東京農工大大学院の林谷秀樹助教授らが3,239頭を調べたもので、平均寿命は11.9歳であった。盲導犬は仕事の性質上、ペット犬よりもはるかに、常に健康管理に気を配られていることが理由と推測される。また「仕事をそもそもストレスと感じない性格の犬を選んで育成している」と回答する団体もある。これらの理由は推測であるが、いずれにせよ「盲導犬が特別に短命である」という事実を科学的に立証するものは現在まで発表されていない。
■日本での育成
現在国内で盲導犬を育成している団体数は9団体。その間に共通した“盲導犬”の基準は存在せず、各団体が独自の基準で犬の訓練および視覚障害者への歩行指導を実施している。また団体毎の実績にも非常に大きな差があるが、そのことは殆ど知られていない。9団体で一年間に供給出来る数は、約130頭余と思われる。
盲導犬は人間の身勝手で厳しい訓練を受けて働かされてかわいそう…と思われがちであるが、それは表面しか見ていない誤解から生じている。人と犬が心底通じ合っていなければお互いに信頼しあえる関係は生まれない。また盲導犬事業当事者の中に、犬を擬人化した誤った考え方が主流になりつつあり、そのような考え方に基づいた訓練不足の盲導犬も目につく昨今である。更に欧米が「盲導犬の先進国だ」等という事実に基づかない思い違いが広まっている。
(団体により考え方にも差はあるが)、訓練犬の中から盲導犬になるのは生まれた兄弟のうちほんの3、4割程度と言っている団体と、兄弟犬の7 - 8割は盲導犬になれるという団体がある。どちらの場合でも盲導犬になれなかった犬は気質などの適性を再判断され、介助犬やセラピー犬の訓練に入ったり、聴導犬や家庭犬(ペット)として生きていく場合もある。盲導犬になれなくても選ばれた両親の間に生まれているだけに無能なわけではない。臆病な犬や興奮しやすい犬に視覚障害者のサポートは難しい。また、身体に不調のある犬も視覚障害者との歩行に危険が伴う。そういった個体を無理やり盲導犬にすることは視覚障害者にとって危険である。候補犬兄弟全てに盲導犬としての適性が無いと判断されれば1頭も盲導犬にならない場合もある。それほどまでに視覚障害者の歩行手段としての安全性への配慮がなされている。
昨今の盲導犬の身体的な特徴として、3つのものが上げられる。垂れた耳、大きな目、中型犬である。垂れた耳や、大きな目は周囲の人に警戒されないからである。大きめの体なのは、人を誘導するので、ある程度の力が必要だからである。
■アイメイト
国産第1号の盲導犬「チャンピイ」を送り出した財団法人アイメイト協会では、あくまでも人が主役であることを強調するために、アイメイト協会で育成した犬は、盲導犬とは言わずに『アイメイト (Eye Mate)』と呼んでいる(参考: 海外の施設では、出身施設の誇りを表して各々 Guidedog, Seeing Eye Dog, Pilot Dog 等と表記する)。
・財団法人 アイメイト協会
・財団法人 関西盲導犬協会
・社会福祉法人 日本ライトハウス
・財団法人 栃木盲導犬センター
・財団法人 日本盲導犬協会
・The Guide Dogs for the Blind Association
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