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聴導犬

耳が不自由な人に物音を聞き分けて知らせる犬の事です。
目覚まし時計が鳴ると、寝ている飼主の 顔をなめて起こすなど、生活をサポートしてくれます。
聴導犬は耳の不自由な人の耳代わりになるだけでなく、心を和ませ、精神的な支えにもなってくれます。
現在日本では18頭ほどしか活躍していません。平成15年10月1日から身体障害者補助犬法が全面施行され、認知度も高まっています。

■概要
聴導犬がはじめてこの世に出るのは、盲導犬に遅れること約150年後である。1966年に、アメリカで、一人の聴覚障害者が、自分が飼っていた犬を、生活の音に反応して自分に知らせることができるよう訓練をしてほしいと懇願したとこから始まったといわれている。
聴導犬の役割は、火災報知器などの警報、玄関のブザーや電話などの呼び出し音、目覚まし時計の音などを聞き分ける。音の種類によって飼い主への合図を変えることによって、必要な情報を飼い主に正確に伝える。また必要に応じてそれら音の発する方向へ誘導を行う。特に、警報音では、眠っている飼い主を起こし、避難を促すなど、命を守る働きをする。
世界最大で最多を誇る英国聴導犬協会およびアメリカ最大の聴導犬育成団体であるDogs for Deafでも、犬種は雑種が主であり、捨てられた犬からの動物福祉をもうひとつの使命としている。適性があれば、雑種でも純血犬でも認められる。聴導犬のカラーとしては、オレンジ色または、黄色になるが、英国聴導犬協会ではエンジ色を着用している。

■日本での状況
2008年3月末日現在、日本国内の聴導犬の実働数は18頭。盲導犬と比べまだまだ不足している状況である(潜在する聴導犬希望者は、1万人いるという推測がある)。
また、聴導犬も、身体障害者補助犬法の適用を受けており、公共機関だけでなくてデパートやスーパー、ホテルなどでは、受け入れを拒むことは禁止されているが、盲導犬同様、受け入れを拒否する事例がある。
2008年現在、指定されたリハビリテーションセンター以外で、聴導犬の認定試験ができる補助犬育成団体は、厚生労働大臣指定法人社会福祉法人の日本聴導犬協会だけである。
聴導犬の育成について、一例としては、聴導犬候補の子犬(捨て犬などの人間に対しネガティブな経験がある犬)をソーシャライザーと呼ばれる家庭で育ててネガティブな経験を緩和させ、その後聴導犬として育てる仕組みがある[2]。他に、ユニークな試みとしては、NPO法人日本補助犬協会が、引きこもりの若者に子犬を育ててもらうことによって聴導犬の育成と若者の自立支援を狙った「あすなろ学校」といった例がある[1]。聴導犬の育成に拍車をかけるため、(福)日本聴導犬協会では、日本で最大規模の聴導犬・介助犬訓練施設(650坪)を2008年8月末に竣工。その施設を活用して、2009年2月より「日本聴導犬・介助犬訓練士学院」(学院長・信州大学元学長 森本尚武)を開校し、後進の育成も図る。

社会福祉法人日本聴導犬協会
特定非営利活動法人聴導犬普及協会
特定非営利活動法人聴導犬育成の会

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